家賃保証を魅力に感じワンルームを2軒購入したものの、片方の物件が空室となり、不安を感じて一括査定サイトで売却金額を算出したところ、大幅な赤字になりそうだという不安からのご相談でした。

契約内容を確認したところ、明らかに近隣相場より高い金額で購入されていて、複数のパートナー企業に机上査定を依頼しましたが、ご相談者様と同様の結果でした。
契約内容には、賃料の見直しも明記されており、今後の収入見通しも厳しいと判断し、損失は出るものの早期売却を提案しました。

リスク分散の観点から複数物件の購入を提案する不動産企業が多いようですが、不動産投資経験が浅い方は絶対に避けるべきです。
不動産投資の収支を厳密に予想把握することは非常に高度な知識と経験を必要とします。
経験の浅い方が複数物件を管理することは到底困難です。

今回は、親御様が損失分を補填するということでご相談者の方には高い勉強代となってしまいましたが、不動産投資を行う場合はセールストークに踊らされずに、十分な自己資金の元、手堅いシミュレーションを何度も重ね、失敗する可能性も念頭に置きながら進めることをおすすめします。